スープラ.TOYOTAの赤いスポーツカーに乗る女、紅衣(仮称)様
私自身は全くない面白味の無い人間なのだが
私の回りには
物凄く個性的な人間が沢山いた
西(シャア)先輩しかり
K先輩、T岡くん、Y田くん
同じ寮の方々…。
そんな濃いキャラクター達の中で
違う方向で目立つ人間が居た
TOYOTA、スープラをこよなく愛する
赤いスポーツカーの女
紅衣(仮称)様その人である。
先輩達が一回生の頃の三回生だったというこの女将は
X -JAPANを崇拝し
現れる時は必ず爆音でX JAPANを流して、スープラで登場し
ギターのhideを敬愛して、髪型まで真似したり
まさかこの時代に、BLというジャンルを開拓
幽○白書というマンガで
☆主人公×飛影☆
という、私には良く分からない異次元の妄想を繰り出し
そこに西山先輩がしゃしゃり出て議論に参戦した時は
まるで全盛期のタイガーマスクが
リングの上で巧みにロープを使い四次元殺法を繰り出すが如く
オールレンジの攻撃(恐らくBLの良さ)を展開し
これぞまさに、愛と友情のツープラトン!
とかいって、どや顔で( BLの)良さを語っていたが
しょうじき意味不明です。
拝啓、紅衣(仮称)様へ
幽○白書は決してBL漫画ではないと、改めて私は言いたい!言いたいぞ!!
事あるごとに西山先輩と張り合い
どちらが本当の『赤』に相応しいかとか…
無意味な争いを繰り広げていた紅衣(仮称)様だったけど、
ある日急に
「峠を走ってみたい」と言い出して
夏休み中に、北の国から大荒港までフェリーで移動し
そこから群馬県まで行ったあの数日間の苦行は
わすれようとしても、忘れられません。
いざ碓○峠に到着し実戦という時も、
優等生TOYOTAが誇る、垂直6気筒DOHCエンジンの性能を
遺憾なく発揮……できず。。
ただ、ただ、碓○峠を急ブレーキ、急バンドルを繰り返してドライブという
目も当てられない大惨事を生んだあの日の光景は
今もまだ目に焼き付いています
本当に頑張ってくれてありがとう(笑)
多分、
紅衣(仮称)様に出会えて無ければ、私は一生車に興味を持たなかったなぁ
そういう意味では出会えてよかった。
今では車は、私が熱意をかれるモノになりました。
情熱や熱意を掛けれるモノにおいて
出会いって本当に大事だな、と感じた学生時代の私がそこに居ました。
そんな紅衣(仮称)様も今や一児の母、立派に子供を育てている
その子供の勉強机にはトミカの車が飾られていた。
そうだよね血は争えない物だ…。
しかし、良く見ると子供の机にある車は、
NISSANのGTRであった。。。