真夜中の西山先輩

春の足音も聞こえだした今日この頃、いかがお過ごしでしょうか

光KUNです。

 

今日は久しぶりの西山先輩シリーズ

私が体験した

少しホラーなお話をしたいと思います。

 

 

それは春休みのある日、私達が暮らしている寮で発生した出来事…。

 

 

上級生が卒業し、私たちは二年生、西山先輩たちは三年生にそれぞれなっていた

 

上級生がいない上に春休みで故郷に帰っている者たちも居るので

寮の中は異常な静けさに包まれていた。

そんな中、私を含む数名は

新たに来る生徒たちを迎え入れる準備をするため

寮に残っていた(アルバイト代に目がくらんだとも言う。)

上級生の面影を残す部屋を清掃しながら、彼ら思い出と対話しつつも

新たに迎え入れる生徒たちの事を考えたりして

ワクワクした日々を過ごしていた。

 

そんなある日の夜の事だ。

 

電気をつけたままうたた寝していた私の耳に

聞きなれない音が聞こえてきた。

 

…なんだ??

…これは…叫び声!?

 

完全に意識を取り戻す私

かすかではあるが…

確かに何か聞こえる

 

それは動物の声なのか

それとも人の声なのかは判断しえない

だが確かにその『音』だけは聞こえるのだ…!

 

時刻は12時を回っていた

私は恐ろしくなり

布団をすっぽりと頭からかぶり

その『音』が終わるのをひたすら耐えていた

やがてそれは聞こえなくなった…。

 

翌朝、睡眠不足気味の私は

K村先輩に昨日あった出来事を話した、すると…

K村先輩「それ、俺知ってる…」

私「…え…?」

K村先輩「昨日だけじゃあないんだよ、それ。

俺は春休みにはいってからずっと聞こえている、夜中にさ…」

私は絶句した

だがここから、私たちは

さらに奇妙な出来事に遭遇していく。

 

続く。

 

 

 

(明日早いんで…すんません💦)