王子様というキラキラネームが「こち亀」のおかげで改名出来たので、日本にはまだ両津勘吉が必要なんじゃあないかとふと思った。
こちら葛飾区亀有公園前発出所と言う物語がある
結構有名なので、ご存じな方も居られるのではないかと思うが
言わずもがな、ギネス世界記録を保持して居る
秋元治大先生が生み出した
世界最長連載漫画なのです。
媒体は漫画で、略称は「こち亀」
何気にこち亀は
少年週間ジャンプにて当時「かならず毎週」読めた作品だったりして
この当時、ジャンプの中で「リョウさん」と言えば二人いて
周りは冴羽リョウが大好きだったが
いかんせん
「もっこりリョウさん」は
大歓楽街、新宿で飲みすぎたのか、
はたまた美女ともっこりしすぎたのか
それともパートナー香さまの
必殺コンペイトウ波状攻撃を顔面に喰らいすぎたのか…
お休みがありました。。
必ず毎週連載している、と言う安心感があり。
ジャンプを開けば、絶対ソコにいる
まさにジャンプの主であった印象が有ります。
やはり私は断然、
そんな「下町両さん」が大好きだった。
そしてこち亀の得意技といえば
世間の流行※よく調べている、ネットが無い時代どう調べたのか。※
時事問題の皮肉り※鋭い切り口の社会問題、
子供でも分かりやすいその時の問題への皮肉。※
大人になった今でも、読むとその表現にハッとさせられる事があったりして…。
本当に
普段はダメダメの自堕落人間なのだが
イザという時はとても頼りになる、
義理と人情に厚い精神と
時に身を挺して被害者の窮地を救う
警察官(刑事の時期もあった両さん)の、その姿は
まさに『僕らのヒーロー』であった。
3.11の時は被災地にジャンプが一冊しか無い事があったらしいが
その時も「こち亀」は安定した内容で
子供たちにある種の安心感を与えていた。
彼はそこに居なくてはいけない存在だし
元気な姿でソコにある者
やはりジャンプの顔だったのだ。
そんな彼が
また一人の人間の人生を変えたようだ。
その人間の名は「王子様」
まさに生粋のキラキラネームである
母親から
「私の王子様であってほしい」という思いで付けられた
愛情たっぷりのその名は、彼が成長するにつれ
彼をむしばんで行くことになる。
道行く学生に突然
あっ☆王子様、手を振ってー
などとか言われたら地獄だろう。
これに耐えられるのは、生粋のアイドルか
職業、芸能人であるはずだ。
常人では
恥ずかしくて外も歩けない。
だが彼は「こち亀」を読んでいたある日
自分の名前が15歳以上で、裁判所に明確な理由さえ提出すれば
一万円で改名できる
と言う事を知る事となる。
※よくこんな知識を当時、秋元治先生は知っていた物だ。※
そしてついに「こち亀」は
改名という
一人の人間の人生そのものに影響を与えたのだ!
かつてここまで人生を変えるような作品があっただろうかっつ!(笑)
こち亀のカテゴリーはギャグ漫画ではあるが
教養、知識、時事ネタ
どれを取ってもギャグというカテゴリーに収まらない
その時代を先どって
週の最初に、新しい風を起こしてくれていた作品のように
感じてならない。。
そのヒーローが姿を消してかなり立つが
近年「こち亀」のように
時事ネタに深く踏み込める漫画は存在しない。
そろそろ寂しいなあ
たまには顔を見せてくれYO
『僕らのヒーロー』
両津勘吉。
拝啓、両津勘吉様
日本にはまだ貴方が必要なようです
早く有給休暇から帰ってきてください。
以上光KUNからでした、今日も読んでくれてありがとう☆