無力だった自分、救護をためらってしまった。

こういう事をブログで書くのは

良い事ではないかもしれません…

 

 

ですが

 

どうしても伝え残したかったので書いておきます。

 

 長文になります…。

 

先日、70代前後の男性の方が道ばたで倒れた所に

遭遇してしまいました。

 

 

 

男性は、自転車で走行中に何らかの発作で倒れたようで

 

目の前で急ブレーキで止まり

うめき声を上げだしたと思ったら

自転車を持ったままその場にひっくり返るような形で

倒れてしまいました。。

 

驚きでかたまってしまいましたが

すぐにその状況を理解し

救護しようと声をかける私

 

ですが…

 

目の前にいる要救護者にギョッとしてしまい足がすくんだのです

 

その男性は

 

何かの発作のセイなのか

それとも倒れた際に頭を強くぶつけたのか

 

自転車の下敷きになっている状態で

まばたきをしない、焦点の合わないうつろな目を空に向け

「あ」と「う」が合わさった様な、言葉になっていない言葉を

「あう~あう~」と唸りながら

仰向けの状態で、壊れた玩具の様に

首と手足をぎこちなく、ゆっくり、不規則に動かしていました。

 

その動きに人間性を感じることはできず

普段見ないその動き…

こう表現してはいけないのですが…不気味な動き、これにギョッとして

一瞬救護活動をためらってしまったのです…。。

 

 

ですが私はすぐに我を取り戻し、自転車を男性からどかしつつ

通りかかった人に救急車の手配を頼みました

 

 

しかしここで次の問題が、、、

 

男性の体がだんだん硬直してきたかと思うと

さっきまで不規則にうごいていた首と両手足が

ピン、と「直立不動」の様な格好になったのです。

 

硬直しだした男性の顔を見ると呼吸してないんじゃないか

と、言うくらい目をカッと見開いたまま固まっていました

 

 これは大変な状態なのではと思った私は意を決して手をとります

(ここで初めて要救護者の手を取りました)

「しっかりしてください」

そう、言う事しかできませんでしたが手を取りながら

声をかけ続けました

 

すると、男性が「っは」と声を出したのです

 

声と同時に呼吸音がしっかりと聞こえ

その後体の硬直がゆっくりと解けていきます

その時、排せつ物も出てしまったようでした。

 

 

焦点が合い私に気が付く男性

意識が回復してきたみたいで

起き上がろうとしました

 

ですが私は

「頭を強く打ったようです、動かないで」

と説明し、横になっている状態のまま動かないよう促しました。

 

その後五分くらいで救急車が到着するのですが

その間がとても長く感じました……。

 

 

救急車で搬送される男性、意識があるから大丈夫だろうと教えてくれた看護師さん

とりあえずはよかったといえるのですが

 

私の救護に関する知識

 

それが全くない

 

という事に気が付いたわけです。

 

 

ギョッとしなければ男性の上から自転車をもっと早くどかせたし

呼吸が止まったように見えた時、人工呼吸という選択肢もあった

なにより、もっとはやくに手をとって寄り添うことが出来たはずなのに…。

 

 

無知は罪です…人一人助けるのに

それをためらってしまった…。

 

 

 

 

これからは緊急の救護方法を勉強して、身につ行けておこうと

そう、思った私でした。

 

今日は長文ですがここまで読んでくれてありがとうございます。

ありがとう、大好きです。

光。