おでん2 レクイエム。
前回のあらすじ
ある日
私とY田くんは紅衣さんに
おでんパーティーをしたいと持ちかけられた。
そして、
メンバーを集めパーティーを開催したのだか…。
それは、紅衣さんが
愛車スープラを傷つけた容疑者を
炙り出すために仕組んだ罠だったのだ!!!!
容疑者は三人、はたして……。。。
おでん2 レクイエム
紅「…おやぁ。」
「急に皆おとなしくなったけど…?何かあったのかい?…もしや、心当たる事があるだぁなんて…」
「言わないよねぇ」
↑↑↑ドスの効いた声・静まり返る部屋
寮長が切り出す
寮長「待ってくれ……あの時俺は、
駐車場で、落ち葉の清掃をしていた。
寮長としての仕事をしていたんだ
そして俺以外であの時あの場所にいたのは…」
寮長「T岡と西山だ」
T岡「えっ?ちょちょっと」
「確かにあの時、駐車場には居ましたが
俺は知らんですよ!西谷先輩と遊んでただけですから!!アリバイは西山先輩に聞いてください!
ねぇ先輩!」
寮長「じゃあ西山」
「お前、あの時何してたか言ってみろ」
西山先輩「えっ!…」
目が空を泳いでいる
それを紅衣さんは見逃さなかった
紅「コイツだ!」
瞬間、
逃げようと
腰を上げようとする西山先輩!
刹那、
両サイドから、
がっちり押さえつける私とY田!
モノの0、1~2秒の世界
その闘いを制したのは私達だった
そして
もはや西山先輩に
逃げる術などなかった。。。
紅「に・し・や・ま~」
「お前だったの~♥️」
目が血走っている紅衣様
西山先輩「違う!違う!!
自転車で遊んでたら
ヨロケた拍子にぶつけたとか、
そんな事はしてないっ!!!」
「はっ!!!」
紅「いつから…」
「いつから、あたしが自転車の話をしたんだい?
そうかい、お前が自転車で…
あたしの愛しいスープラを傷物にしてくれたって事でいいんだね!」
西山先輩「違うんだってーー!!あれは運がなかっただけで、鬼門に入ったというか不可抗力というか、わざとやった訳ではなくて…」
しかし、確信を得た紅衣さんにとって
彼の言い訳は
耳に入らなかったっ‼️‼️
紅「ほらぁ、あーんして☆
あたしのおでん、美味しいよ」
そして、わざと目測を間違い
はんぺんを
西山先輩の顔にくっつける紅衣さん
ピトっ
西山先輩「ぎやあぁぁぁあ~~‼️」
紅「ほらぁ~♥️おかわりは
たくさんあるんだから…
たーんと、おあがりりりぃ☆☆」
ジュ~~~
↑↑
顔に押し付ける音
西山先輩「あっつうぅーー
熱いっ、あついーーっって‼️」
悶える先輩
しかし、我々に
がっちりとホールドされた
西山先輩は逃げる事などできない
そんな西山先輩に
鬼の首捕ったような
満面の笑みで
熱々のはんぺんや煮卵を
西山先輩の顔に押し当てる紅衣さんに
私達は狂気を感じせざろう得なかった。。
そして、押し当てたおでんの具を
無理やり西山先輩の口にねじ込んで行く
紅衣さんを見て
全員「この人だけは逆らわずにいよう」
と思ったのであった…。
因みに翌日
西山先輩の顔は
ちょっとした火傷になっており
真っ赤であった(笑)
西山先輩に安息を…レクイエム。
以上。
11月の想い出でした(笑)
落ちを予想されていた方々
すみません、なんの捻りもありませんでしたっ!
今日も読んでくれて
ありがとうございます(^-^ゞ光くん。